FAQ |
よくある質問と回答集です。 蓄光塗料の使用方法や輝度などに関して、よくある疑問・質問事項にQ&A方式でお答えします。 ☆質問事項☆ ■ Q1 蓄光塗料は何時間位光りますか? ■ Q2 屋外でも使用出来ますか? (塗料の性能) ■ Q3 屋外でも使用できますか? (効果面) ■ Q4 1kgの塗料で何m2位塗れますか? ■ Q5 蓄光塗料は安全ですか? |
☆質問の回答☆ |
■ Q1 蓄光塗料は何時間位光りますか? |
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・蓄光塗料の残光輝度および時間を測定する時は、一定の照度で一定時間光を当てた後(JIS規格に準じて)、暗室で行います。 ある程度の視認性が確保できる輝度(3mcd/m2程度)になるまでは、約6時間光っています。 具体的な測定方法とデータは蓄光塗料の性能のページに記載してあります。 ・屋外の使用では、月明かりや街路灯などの照明がある場合がほとんどです。 この様な環境では、蓄光塗料が自ら発光して光っているのか、街灯などの光で照らされて光っているのか分からない場合があります。 蓄光塗料が発光していることを確認するためには、少なくとも10mcd/m2以上の発光輝度が必要であると考えています。 ・蓄光塗料は、災害時や停電時など急に暗転する場合の防災用途や、消灯直後に発光を見せる様なイベント用途などには非常に有効です。 |
■ Q2 屋外でも使用出来ますか? (塗料の性能) |
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・もちろん使用できます。 蓄光材そのものは無機顔料であるため劣化することはなく、半永久的に発光します。 ・蓄光塗料は、蓄光材と樹脂と溶剤でできています。劣化の原因は、塗料に使用している樹脂によるものになります。 弊社では、屋外に使用可能な樹脂を選定して使用していますので、一般的な塗料と同等レベルの耐久性を持っています。 ・屋外使用においては、汎用性の高いアクリルラッカータイプの蓄光塗料は ”適” 、より高い耐候性を有している2液混合型のウレタン樹脂タイプの蓄光塗料は ”最適” としています。 ・赤色蓄光塗料に限り、硫化物系の顔料を使用しているので、太陽光を受けて劣化(黒変)する為、屋外では使用できません。 |
■ Q3 屋外でも使用できますか? (効果面) |
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・Q1で記した様に、屋外の使用では、月明かりや街路灯などの照明がある場合がほとんどです。 この様な環境では、蓄光塗料が自ら発光して光っているのか、街灯などの光で照らされて光っているのか分からない場合があり、判断が非常に困難です。 ・蓄光塗料を屋外で使用して効果があるか否かを判断する方法としては、使用したい場所でどの程度の照度があるかを見極めることが重要です。 周囲に街路灯などがあり、白い紙が白とはっきり認識できたり、白い紙に書かれた文字がはっきり読み取れるような照度がある環境であれば、蓄光塗料の効果は得られにくいと思われます。 屋外では、文字が読めない程度のかなり真っ暗な環境が蓄光塗料の条件と考えております。 ・発光の効果を十分に得る為に、事前に周辺の照度環境調査や設備面での工夫があると良いと思います。 差し込む光がある場合、その光に対して遮へい板を置き、影を作ることでも効果を高めることができます。 ・屋外で使用する場合、10mcd/m2以上の輝度を維持することが望ましいため、日没後、間欠的に照明を当てて輝度を維持させるなどの演出があると面白いかも知れません。 |
■ Q4 1kgの塗料でどの位の面積が塗れますか? |
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・約2cm2程度です。(タタミ約1枚分程度) 塗装する膜厚によりますが、当WebSiteで紹介している発光輝度を得る為には、乾燥後の塗装膜厚で約200μmを推奨しています。 ・200gの塗料では、単純計算で約0.4m2(80×50cm□程度)塗装できます。 ・低い発光輝度やの残光時間でも良い場合は、半分の塗膜厚(100μm程度)で塗布すれば上記の2倍の面積(約4m2程度)を塗ることができます。 ・塗装方法の詳細、ポイント、注意事項などについては、 蓄光塗料の使用方法 をご覧ください。 |
■ Q5 蓄光塗料は安全ですか? |
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・安全です。 蓄光塗料に使用している蓄光材には、放射線物質などの有害物質は一切含まれておりません。 ・放射線に関する詳細については、蓄光塗料と放射線 のページを参照してください。 |