蓄光塗料の性能 |
このページでは、蓄光塗料の性能についてて説明いたします。 ■ 蓄光塗料の性能の測定に方法ついて ■ 蓄光塗料の輝度と残光時間データ(JIS規格との比較) |
■ 蓄光塗料の性能の測定に方法ついて |
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●蓄光塗料の性能を測定する試料について、ここでは蓄光塗料を乾燥後の膜厚で約0.2mm(200μm)になる様に塗布した資試を作製して輝度を測定し、そのデータについて説明いたします。 ●JIS規格 JIS Z 9107:1998(誘導標識)では、測定試料に照度約200ルクス(lx)※1の明るさで20分間光を照射し、照射を止めてから、5分後、10分後、20分後、60分後の輝度=カンデラ毎平方メートル(cd/m2)※2を測定することになっています。 ※1 照度(単位=ルクス)についての説明 → 照度と輝度 について ※2 輝度(単位=カンデラ毎平方メートル)についての説明 → 照度と輝度 について |
■ 蓄光塗料の輝度と残光時間データ(JIS規格との比較) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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●JIS規格に基づいて測定した輝度が、5分後、10分後、20分後、60分後にそれぞれ110、50、24、7 mcd/m2以上あれば、蓄光(標識)として有効な性能とされています。 ●人間の眼は、輝度が約0.3mcd/m2程度まで視認可能といわれていますが、0.3mcd/m2の輝度はあまりに暗すぎ現実的ではないと思われるため、ここでは暗順応した約80%の人がはっきり視認できると判断した3mcd/m2(自社基準)になるまで輝度の測定を行いました。 ※2008年4月より、JIS規格が改定されました。 新しい規格(JIS Z 9107:2008)では、輝度のクラスがJA~JDまでの4段階に分けられました。 旧JIS規格(JIS Z 9107:1998)で規定されていた数値と、新JIS規格で規定されたクラスJAとが同じ規格値となっています。 新規格では、JDが最も高い輝度が要求されており、もっとも低いJAの値の約8倍の輝度が必要となります。 (参考:JD≒JAの約8倍、JC≒JAの約4倍、JB≒JAの約2倍) 下表のJIS規格値には、新規格で規定された輝度のランクが最も低いクラスAの値を掲載してあります。 新規格の詳細などについては、メール等でお問い合わせ下さい。
●緑色は、新JIS規格(JIS Z 9107:2008)において、クラスJAの約4倍の値が要求されるクラスJCを満たす性能となっています。 ●青色は、緑色よりは暗く見えますが、クラスJAの約2倍のクラスJBを満たす性能となっています。 ●JIS規格の残光輝度の3mcd/m2になるまでの時間は、別途グラフを作成し算出したものです 。 ●人間の視覚は、可視光線の波長の中心にある緑色付近が最も視認しやすいため明るく見え、赤外線に近い赤色や、紫外線に近い青色系統は比較的暗く見える特性があります。 ●赤色は硫化系材料を使用した塗料で高輝度・長残光タイプでは無い為、残光輝度及び発光時間が極めて暗く、また短くなっています。 (赤色に限り、屋外では使用できません) |